COLUMN
大阪電子専門学校コラム
AO入試対策!「伝わるレポート」を書くためのポイント
2025.06.27
オープンキャンパス 人×AI×ロボット 情報エンジニア科 IT分野 情報エンジニア科 デザイン分野 電子工学科 電気設備科 入試情報

目次
はじめに
AOエントリーを考えている高校生へ
本校では2026年度募集AO入試のエントリーか始まっています。
(2025年6月2日〜2025年9月30日まで)
AO入試のエントリーにはレポートの提出が必須となっています。
実は、このレポート提出は本校のエントリーだけでなく、他の学校や選考でも求められることが多い重要なプロセスです。
「レポートがどうしても書けない…」
「何から始めればいいのかわからない…」
そんな悩みを抱えて、エントリーを迷っている方も多いのではないでしょうか?
レポートは難しそうに見えますが、ポイントを押さえれば誰でも書けるものです。
テーマにそったレポートを書くときのコツ
レポート作成で一番大切なのは、「テーマに沿って書くこと」です。
でも、意外とここが難しいと感じている人は多いんです。
今回は、テーマに沿ったレポートを書くための3つのコツをお伝えします。
これを読めば、きっとレポート作成のハードルが下がるはずです!
テーマを“質問文”に言い換える
レポートを書くとき、まず絶対にやってほしいのが「テーマの質問化」です。
この作業を飛ばしてしまうと、書いている途中で「何が言いたいんだっけ?」と迷子になってしまうことがよくあります。
●テーマをそのまま受け取らない
テーマを読んだ瞬間、そのまま書き始めていませんか?
レポートテーマは、実はとても広く、曖昧に書かれていることが多いのです。
たとえば
テーマ例:「環境問題について考える」
このままだと、「何について?」「どの視点で?」「どこまで書けばいいの?」と範囲が広すぎます。
まずはテーマを自分の中で具体的にしてあげる必要があります。
●質問にして“答えるべきこと”を明確にする
テーマは必ず自分への質問に言い換えましょう。
質問にすることで、レポートは「答える文章」に変わり、テーマにズレにくくなります。
例)
「環境問題の中で最も深刻なのは何か?」
「環境問題に対して、私たちは何ができるのか?」
「環境問題について、私はどう考えるか?」
この「問い」が具体的になるほど、レポートの内容も具体的に書きやすくなります。
もし質問が1つに絞れないときは、「私はこの問いに答えるレポートを書く」とはっきり決めてしまうのも良い方法です。
問いに答える形で文章を組み立てる
レポートは「問いにどう答えるか」を整理しながら書くことが大切です。
問いを立てたら、その答えを“順番に説明する”ことがレポートの基本構造になります。
レポートは「答えに向かうストーリー」を意識して書きましょう。
●結論は最初に書く
多くの人が「説明を先に」「結論は最後に」と思いがちですが、レポートでは結論は最初に書くのが鉄則です。
例:
【問い】「環境問題に対して、私たちは何ができるのか?」
【結論】私たちは日常生活の中でごみの分別を徹底するべきだ。
このように、最初に結論を書くと、読み手が迷わず理解しやすくなります。
なぜ結論を先に書くのか?
読み手は「何が言いたいのか」を早く知りたい
書き手も「何を説明すればいいか」が明確になる
結論がブレなければ、文章全体もブレにくくなります。
●理由と根拠はセットで書く
結論を言いっぱなしにするのではなく、必ず理由と根拠を添えましょう。
例:
【結論】私たちは日常生活の中でごみの分別を徹底するべきだ。
【理由】ごみの分別をすることで、リサイクル率が上がり、焼却ごみが減るからだ。
【根拠】環境省の調査によると、分別の徹底によりリサイクル率は過去10年で○%向上している。
ここで重要なのは、理由と根拠を具体的に書くこと。
「根拠」と「理由」は似ていますが、少しだけニュアンスが違います。
理由:自分の考え、主張(なぜそう思うのか/そうしたいのか)
根拠:データ、事例、調査結果など(そう考えることを支える事実や証拠)
この「理由+根拠」がしっかりセットで書けていると、説得力が一気に高まります。
〜レポート構成の基本テンプレート〜
【結論】私の考え
【理由】なぜそう考えるのか
【根拠】データ・事例で裏付ける
【まとめ】結論をもう一度確認+提案(あれば)
この型に沿って書けば、自然と“問いに答えるレポート”が完成します。
“テーマと関係があるか”を常にチェックする
レポートを書いていると、話がテーマからズレてしまうことはとてもよくあります。
せっかくたくさん書いても、テーマに沿っていなければ、評価されにくいレポートになってしまいます。
だからこそ、「テーマとのズレをチェックする習慣」がとても大切です。
●文章を書く途中でもこまめにチェックする
レポートは「書き終わってから」ではなく、書きながら確認するのがポイントです。
書いている途中で、次のように自分に問いかけてみましょう。
「今書いている内容はテーマの答えになっているか?」
「これは本当に必要な話か?それとも余談か?」
もし少しでも「関係ないかも」と感じたら、早めに削除や修正をするのがベストです。
脱線したまま書き進めると、後で全文を直す手間が大きくなります。
例:
テーマ「環境問題について考える」
→ ずっとリサイクルの方法を書いている → その内容は「自分の考え」につながっているか?
途中で確認しないと、「調べたことの説明だけ」で終わってしまい、自分の考えが見えないレポートになってしまうので注意が必要です。
●書き終えた後に「問いに答えられているか」を見直す
完成したら、必ず次のポイントで全体をチェックしましょう。
「レポート全体が、立てた問いに答えているか?」
「結論と理由がブレていないか?」
「まとめがテーマから外れていないか?」
文章が長くなるほど、途中でテーマからズレてしまうリスクが高くなります。
完成後は、最初に設定した「問い」をもう一度読み返し、ちゃんと答えになっているかを確認するのがとても重要です。
もしズレていた場合は、無理に全部を書き直す必要はありません。
結論を変えるのか、説明を修正するのか、どちらかを直せば大丈夫です。
さいごに
書くことで、伝える力が育つ
レポート作成で大切なのは、「テーマに答える」ことに最後まで集中すること。
① テーマを質問に言い換える(具体化&絞り込み)
② 問いに答える形で構成する(結論+理由・根拠)
③ ズレていないか確認する(脱線チェック&全体見直し)
この3つを意識すれば、読みやすく、内容がしっかりしたレポートが書けるようになります。
書くことに迷ったら、「自分は今、テーマに答えているか?」と問い直すのが一番の近道です。
いかがだったでしょうか。
AOエントリーのレポート作成時にぜひ参考にしてみてください。
本校では毎月2回オープンキャンパスを開催しています。
オープンキャンパスに参加すると選考料免除の特典がありますので、
参加してからAOエントリーすることをオススメします。
迷っている方も、まずは一歩踏み出してみてください。
そして、自分の言葉で“あなたの答え”をレポートにしてみましょう。
書くことで伝える力が育ちます。