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2024年7月27日

【インタビュー①】 阪大教授・河原吉伸先生に「AIって何ですか?」って聞いてみた

こんにちは。事務課の北原です。   大阪電子専門学校(OEC)では、人とロボットが共存する「人×AI×ロボット」時代を見据えた学びを目指しています。…が、そもそもAIって何でしょうか。何となくイメージは浮かぶけれど、「AIって何?」と聞かれたら、さっと答えられる人は少ないと思います。   それならば、専門家に聞いてみましょう!   というわけで、機械学習・AIの最先端を研究する河原吉伸教授に、AIについて素朴な疑問をぶつけて答えてもらいましたので、何回かに分けて記事をお届けします。   ※OECでは2024年度から機械学習・AIの最先端を研究する大阪大学大学院情報科学研究科の河原吉伸教授に顧問になっていただき、学習・運営をサポートしてもらっています。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ――河原先生、AIって何でしょうか? いろいろな説明の仕方があると思いますが、簡単に言うと「汎化(はんか)」を実現する情報技術です。   ――ハンカ…ですか。全然簡単ではありません…!   すみません(笑)   汎化というのは、さまざまな異なる対象に共通する性質を見つけて法則などを見出すことです。僕たちは、白いネコを見ても黒いネコを見ても、それがどちらも猫だってすぐわかりますよね。ネコが横を向いていても、寝転がっていても、やっぱりネコはネコです。   こんなふうに、どんな色や形をしていてもそれがネコだとわかるのは、僕たちがネコに共通する性質を見つけて法則化し、それを無意識のうちにあてはめているからです。でも、もし、ネコという概念をまったく知らない人にネコとは何かを一から説明しようとすると、かなり難しいですよね。   ――確かに。ニャアと鳴く動物で…膝に載るくらいの大きさで…模様はいろいろあって…って説明していたらキリがないですね。   機械に説明するのはもっと大変です。機械は、僕たちが持っている「常識」をもっていないので、「動物とは何か」もわかりません。一から教えようとしたら、常識も含めて、ありとあらゆるネコのパターンを説明しなくてはなりません。それって大変というか、ほぼ不可能ですよね。   ――その不可能を実現するのがAIってことですね。AIすごい!   そうなんです。正確に言うと、AIに使われている機械学習がそれを行っています。機械学習というのは、機械(コンピュータ)が自分で勝手に学習する方法です。AIは、機械学習によって、与えられたデータを学から共通点や法則性を見つけます。そうすれば、未知のデータを与えられた時でも、それを判断できるようになります。   ――ネコのデータをいっぱい与えたら、初めて見るネコでも、ちゃんとネコだとわかるようになるわけですね。   はい。さっきからネコの話しかしていないような気がしますが(笑)、写真の顔を認識して人物を区別できるのも、chatGPTが次に来る言葉を予測してなめらかな会話を成り立たせるのも、障害物や人を認識して車の自動運転を実現するのも、すべて汎化の実現によるものです。   ――汎化によっていろんなことができるようになるんですね。   そのとおりです。汎化を実現するスピードも性能も、どんどん上がってきています。昔はできなかったことが、今はどんどんできるようになっていますよね。   ――それは、コンピュータの性能が上がったからですか?   もちろんコンピュータの性能は関係していますが、それだけではありません。一番大きいのは、機械学習の仕方が進化してきたことです。研究者たちによって、より効率的に学習できる方法が、どんどん編み出されてきているのです。   そのような機械の学習方法のことを「学習モデル」と呼びますが、chatGPTが実現したのも「Transformer」という新しい学習モデルが登場したからなんですよ。   僕たちは、この機械学習のより良いモデルを開発するための研究をしています。   ――なるほど。河原先生の研究が、少しわかってきました!次回の記事で、ぜひ詳しく…いや、わかりやすく教えてください。   はい、わかってもらえるように、説明をがんばります(笑)   (つづく)

人×AI×ロボット

2019年11月29日

プレ授業を開催しました!次回12月7日(土)オープンキャンパス予約受付中!

先日のオープンキャンパスは、プレ授業を開催しました。 普段と違う体験実習はいかがだったでしょうか? 大阪電子の普段の授業に近い形での実習や座学を体験してもらったことで、より専門学校というものに親しみを感じて頂けたなら幸いです。   【プレ授業の3つのポイント】 ✅通常行うオープンキャンパスの体験実習より、より普段の授業に近い【座学+実習】というタイムスケジュールで体験します。 専門学校の授業ってどんなもの?という疑問にお答えしますよ。専門的な実習って難しいのかな?文系出身でもついていけるかな?といった疑問をぜひ解消してくださいね!   ✅いつもと違う体験が出来るので、一度オープンキャンパスに来た事のある方も前回と違うことが学べます! 大阪電子気になるけど1回オープンキャンパスいったしもういいかな、なんて思っている方も、まだ大阪電子を体験したことのない方も、どちらも楽しめるイベントです☺   ✅もちろん、選考手数料2万円免除の証明書発行!おまけに期間限定で【オリジナルモバイルバッテリー】もプレゼント🎁 一般出願で使える減免制度も多数あるので、詳細は職員に聞いてくださいね。オリジナルモバイルバッテリーは今だけの特典です✌   プレ授業は12月21日(土)にも開催します。今回都合が合わなかった方も、ぜひ次の機会をお見逃しなく!!   そして、プレ授業に参加してくださった方は次回は通常オープンキャンパスにもご参加くださいね。複数の体験にチャレンジして当校の魅力を感じてください!   次回のオープンキャンパスは12月7日(土)開催。ご予約はコチラから!   前回のプレ授業の様子をご紹介します。 プレ授業回は、座学+実習で実施するので1日で2種類の体験を行います。   【情報エンジニア科】 座学:座学:AIについての基本講座。AIに実際に指示を出してみて、反応の変化を調べてみよう。 実習:ネットワーク実習でエンジニアが実際に仕事で使用する言語を入力し、プログラムがどう作用するのかを学ぼう。   【電子工学科】 座学:AIについての基本講座。AIに実際に指示を出してみて、反応の変化を調べてみよう。 実習:オームの法則を、専門学校ならではの機材を使って体験しよう。     【電気設備科】 座学:モーターの仕組みなどを、実際に触りながら学ぶ電気機器講座 実習:電気工事士としての仕事体験。仕事で実際に使用するケーブルの様々な接続方法を学び、サイコロを作ってみよう!   次回のオープンキャンパスは12月7日(土)開催。 次回のプレ授業は12月21日(土)開催します。 プレ授業+オープンキャンパスで大阪電子をよりしっかりと体験し、専門学校への進学の検討材料にしてくださいね。 ご予約はコチラから!   皆様のご参加、お待ちしています(*´▽`*)

オープンキャンパス

人×AI×ロボット

2019年4月12日

AI×ロボットコラム 4月『Siriは「おいしい」が理解できる?』

今年度より、大阪電子専門学校の新しいテーマ、『AI×ロボット』についてご紹介していきます。 身近なAIについて、みなさんと情報を共有できたらいいなと思っています。 記念すべき、第一回は、Siriについて話をします。 Siriは、言わずと知れたAppleの音声認識と自然言語処理を用いた音声アシスタント機能の名称です。「Hey Siri !」で起動します。 i Phoneユーザーの私も、少し前からお世話になっています。とても便利な機能ですね。 この前の休日に、ケーキが食べたくなって、「近くの美味しいケーキ屋さん」と聞いてみたら、三件のお店を紹介され、確かに近くのケーキ屋さんが見つかりました。 その中の一件に出向き、私は無事に美味しいケーキをゲットできました。 次の日、私は、少し、意地悪なことを思いついて、「近くの美味しくないケーキ屋さん」と聞いてみました。 ところが結果は、前回と一緒。 あれ、なんでかな? 近くのケーキ屋さんを見つけてくれただけで、美味しいか美味しくないかはSiriにはわからないということでしょうか? 確かに、その判断(そのケーキが美味しいかどうか)は個人的な主観なので、Siriには判断が出来ません。 だって、Siriはその店のケーキを食べたことがないのですから。     然し、最近ではAI機能を持つ完全自動調理ロボットが登場しました。(完全自動調理ロボット「Moley」) もしかしたら、Siriも様々な情報を分析し「本当においしいケーキ屋さん」を教えてくれる日が来るかもしれませんね。     イラスト素材お借りしました いらすとや

人×AI×ロボット